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ホンダ CRF250RALLY の 575 km 試乗インプレ

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ツーリング セローがどうのこうのと言っていたら、BikeJIN の最新号 (の付録) でツーセロと CRF250RALLY が比較されていました。



カタチも走りも似てないけれどポジショニング的にライバル関係ということらしく、これは試してみようということで 24 時間レンタル。
台風 18 号 (タリム) 襲来直後の日帰りツーリングで走り倒してきました。

まず、車格。
セローは両足べったりでしたが、こちらはいわゆるオフ車の高さ。
Vストローム650 ABS レンタル時以来の足つきの不安感に、少々戸惑います。
ただ、骨盤を起こすように座れば、やや後ろ寄りでも両足かかとが軽く接地するほどでした。
ちなみに CRF250RALLY にはローダウン仕様もあり、そちらはセローと同じシート高になるそうな。

堂々としたシュラウドに気圧されるかもしれませんが、上から見ると実はスカスカ。
こうして見ると、やはり 250 cc なりのほっそりしたバイクなんだなと思わされます。

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次に、外観。
遠目に見るとかなりかっこいいですが、個人的にはこの 2 眼ヘッドライトはどうかと…。
な~んかマンガに出てくるおとぼけキャラの目って気がしちゃうんですよ。
ランプが LED なのは good ですね。

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あと、セローに比べるとエンジンガード周りというか、お腹周りがボテっとしている印象。
これも中身は特に詰まっているでもなくスカスカみたいなんですけど、もっとシュッとしていてもよかったかも。

転じて、スクリーン裏のアクセサリー バーは非常に便利かつ絶好の位置。
セローの時と同様にスマホ スタンドを付けて走りましたが、視線移動が少なくてナビに最適です。
これでメーター横あたりから USB 電源が取り出せたら最強です。

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さて、3 つの視点に参りましょう。
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1. 速く乗れるか ★★
セローの 18 ps に対して 24 ps を誇るエンジンですが、意外にも「速い」という感じではなかったです。
下道はリードできるけれどもシフト操作は忙しくなりがち、さらに上り坂での追い越し加速はかなりしんどいです。
高速巡行は 6 速 6,000 rpm で 100 km/h、5 速ミッションのセローにはタコメーターがありませんが、ほぼ同じような回り方をしていたように感じます。
車重の差があるせいか、高速道路での直進安定性は CRF250RALLY の方がすぐれていると思います。

コーナリングでは結構しっかり旋回します。
リーンアウト気味に倒してアクセルをひねれば、小気味よい旋回力を見せます (たまにリアが一瞬スライドすることも)。
ワインディング (特に上り) ではシフト選択に注意を要するものの、ぐいぐい曲がる感じはセローより楽しいかもしれません。

2. 楽に乗れるか ★★★★
足つきさえなんとかなれば、かなり楽です。
セローより 25 kg 重いとはいえ、その差を悪い意味で感じることはなく、思いつくままにストップ & ゴーを繰り返せる取り回しの良さがあります。

シートの高さは裏を返すと視点の高さにつながります。
周囲がよく見えるので、開けた土地の開放感を満喫できます。
骨盤を起こして悠々と座るのがよさげです。
さらに立ち乗り (スタンディング) なんぞしてみると、Ninja 1000 あたりでは望むべくもない視点が得られます。

スクリーンの防風性はなかなかで、上に書いたようにアクセサリー バーのポジションが秀逸。
ナックル ガードも手の冷えをある程度防いでくれます。

3. 長く乗れるか ★★★★
燃費は区間によっては 40 km/L を超えました。
燃料計も備わっているし、ある程度の距離を走るツーリングにも十分対応可能です。
レギュラーで高々数リットルなので、経済的でもあります。

シートのクッション性は悪くありませんが、後ろ乗りすると (グラブ バー兼用の?) バンドに尻が乗る形になり、ちょっと落ち着きません。
個人的にはセローのシートの方が、座り続けても (相対的に) 苦にならない気がします。

意外なネガを感じたのが、エンジンの音と振動。
乗り出した当初は、ホンダらしい (のかどうかわかりませんが) コントロールされたメカニカルな音と感じたんですが、乗り続けると少々耳障りな印象に。
なんというか、単気筒エンジンの純粋なパルス感と別に、ピュルピュルピュルピュルといった音声成分が混じっているような感じです。
セローでは特に何も感じなかったんですが。

そして最初の SA で休憩した時、手が想像以上にしびれているのに驚きました。
その後は慣れたのか再発しませんでしたが、ハンドルバーかグリップに工夫の余地があるのかもしれません。

4. 総評 ★★★
機能性という観点では、かなり優秀なバイクでしょう。
重すぎない車体、高すぎないシート、情報量十分なメーター、コンパクトさと視認性が両立したミラー、LED ヘッドライトやアクセサリー バー、ナックル ガードにツールボックスといった抜かりない装備。
走破性も言うに及びません。
正直、575 km といった長距離ツーリングをここまでしっかり走りきれるとは思いませんでした。

端的に言って、「ミニ アドベンチャー」とも呼ぶべきこのカテゴリーに興味があって、このデザインにぐっと来たなら間違いない選択です。

ただ自分の場合、そのデザインをはじめとする「感性」に関わる部分がちょっと物足りませんでした。

遠目にはかっこいい。
自分が乗っている姿を一瞬ミラーなどで見る分にも、満足感がある。
それだけに、2 眼ヘッドライトの意匠や腹回りのボッテリ感を見ると、どうにも気になってしまいます。
「ダカールラリーで活躍する "CRF450 RALLY"」へのオマージュなんでしょうけど、それをよく知らない自分から見ると、このクラスならではのもっとシンプルかつ現実的な解もあったんじゃないかという気がします (2 眼のデザインは本家の CRF450 RALLY ともまたちょっと違うようですが)。

あとはエンジン音ですね。
直接的に不快なノイズというのではないんですが、ずっと走っていて今一つ気持ちよくなりきれない感じ。
SP 忠男で解決するかもしれませんがねw

いや~、いいバイクなんですけどね。
2 眼を正面からじっと見て、「カッコいいじゃん」と言える人にはオススメします。

ホンダ CRF250 RALLY のスペックと類似車種 | 車格.com
http://www.syakaku.com/bikes/13846
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こうした消費スタイルを通じてささやかに日本経済に貢献中。
ちなみに写真はこんなですが、サッカーはやってません。

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